前回 先天性耳瘻孔(じろうこう)の手術をしてきましたその1
手術ですが、局所麻酔での手術になりました。全身麻酔でやる人もいるようなんですが、それはかなりひどいケースなんでしょうか。場所にもよるのかな?
当日は手術開始の10分前に受付。ちなみに、食事は2時間前までと言われました。
手術室・・・ではなく処置室に入り、髪をまとめて緑色の紙のシャワーキャップみたいなのをかぶります。レーシックの時にかぶったようなやつです。
私は耳の周りの髪が入りきらなかったので、看護士さんに髪をテープで止められました。
「剥がす時が痛いよ〜〜」と言われました(実際、手術の流れの中で、これを剥がすときが一番痛かったかも)
で、靴を脱いで台に横になる。天井には「あのライト」が。
看護士さんがリラックスさせようと、いろいろ話をしてくれます。大学病院なので、若い医師も何人か来て、周囲で和やかに準備をしています。若い医師というのが、みんな女性で、すっごい美人ばっかりなのには驚いたけど。みんな若くて優秀なんだろうなーと思っていたら執刀医登場。登場も和やかに。
いよいよ開始となるわけですが、左耳を上にして寝るために、首をただ横に向けるだけでは痛いので、体の左側にクッションを入れて傾けてくれました。
そこから消毒をして、耳のところだけ開いた青い布をかけられて、麻酔。
麻酔は耳の3カ所に注射されました。もっと痛いと思っていたけど、耳だからといって痛いということはなかったです。
麻酔の効きをチェックしたあと、切除が始まりました。
普通はここで耳の穴に耳栓を入れるようなんですが、部位が穴のすぐ横なので手術の妨げになると判断されたのか、今回は無し。ガーゼでふきながら対応するらしい。
その後は、ゴソゴソ、チョキチョキ、パチン(鋏で切る音?)、「拭いて」という声と押さえたり引っ張ったりする動きが延々。
でも、よーく耳を澄ませると、ラジオみたいなのががかかってました。ジュディマリとかがかかってて、普通は診察中にかかることはないだろうから、これもリラックスできるようになんだろうな〜。結構和みました。ま、その音よりずっと近くでチョキチョキ言ってるんですけどね。
この頃には、緊張はしているものの、横になっていたのでウトウトし始めました。眠りに落ちることはなかったですが、痛くないし、暖かいところでただ横になっている感じ。
切除ですが、袋状の部分は結構大きかったらしく、手間取ってました。袋は思ったより深く、麻酔が効いているか微妙なエリアまで達していたらしい(ここはちょっと痛かった)。周りともくっついていたようで、先生は「剥がれろ〜〜」とひっぱったりブンブンしたりしてました。
大丈夫かよ・・・と心配にはなったのですが、袋状のところも全部とれたようでした。
最後は縫合して終わり。縫合するときに、浸出液が出やすいように管を入れられたらしいです。
今は絆創膏をはられているのでわかりませんが。
絆創膏を貼ったら手術は終了。
翌日その管をとる&経過を診るための予約をして精算。
薬は抗生剤と痛み止めを処方されました。
手術が終わってから2時間もすると痛くなってきたので、即痛み止めを飲みました。
続きは明日。管をとります。